口内フローラのバランスを整えよう
投稿日:2025年9月15日
カテゴリ:予防歯科
私たちのお口の中には約1000億個以上もの細菌がいると言われています。
口内環境は気づかないうちに悪化しているケースが少なくありません。
例えば歯磨き不足、歯並び、歯ぎしりなどの口腔習癖、喫煙やストレス、食生活によるものなど、
様々な要因があげられます。
代表的なお口のトラブルは、歯周病です。
歯周病は大きく分けると歯肉炎と歯周炎に分けられます。
歯肉炎とは、歯肉が赤く腫れるなどの炎症がある状態で、原因としては歯の隙間や歯肉の隙間に蓄積
された歯垢や歯石です。
歯周炎とは、歯肉炎を放置する事で起こり、歯を支えている歯槽骨という顎の骨が炎症によって
破壊される病気です。症状が進行すると歯がグラついたり、最終的には歯を失う恐れがあります。
口腔環境の悪化は、全身の健康にも影響します。
糖尿病や心疾患、誤嚥性肺炎、早産や低体重児出産などさまざまな病気との関連が指摘されており、
歯周病が影響を及ぼすと考えられています。
正しい口腔ケアで口内環境を改善して、感染予防に努める必要があります。
歯科医院で口腔ケアを受ける事で、正しい歯磨きが行えているかチェックしてもらいましょう。
また、歯石除去やクリーニングを行いながら、虫歯や歯周病の早期発見と治療を行う事で口内環境を
改善できます。
また、セルフケアでは歯磨きはもちろん、歯間ブラシやフロスを使って歯と歯の間をお掃除するのも
効果があります。
歯磨きだけでは取りきれない箇所をしっかり落とす事で、口内細菌の数を減らして口内環境を清潔に
保つようにしていきましょう。
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